日常のヒトコマ
できる男とできない男。
その差は、ホント一瞬の所に見え隠れする…そう僕は常々感じておる。
一瞬のしぐさから異性からは
『きゃ、あの人できる男ね、やだ…もうアタシ立っていられな〜い』
同性からは
『うぉ、なんだあいつできる男だったのか、やべおっきした、性別の垣根越えておっきした』
そう言わせるには、そう一瞬勝負なのである。
父がいつも言ってました
「俺はな、コトの違いがわかる男だ」と。
抽象的すぎてブッチャケ何を言ってるのか分かりませんでしたが、まぁ父も父なりに、『俺はできる男だ』ということを言いたかったのでしょうね。ほんとアホな父です。
昨日、近くのスーパーSANWAで買い物をしているとき、具体的に言うとリンゴを選んでいるとき、不意にそのことを思い出しました。
ここには人が沢山いる…『違いのわかる男を見せるならココじゃないか』…と。
隣でオバチャンがおもむろにリンゴを選んで買い物籠に入れる。おいバーサン、どうやらお前には違いが分からないらしいな。
いっとくが俺はリンゴにすら妥協はしない。
いや、リンゴだから妥協はしない。
リンゴを"たかがリンゴよね"としたバーサン、あんた負けだ、負けたんだよ、ピノキオに謝れよ。
と内心ブツブツ呟きながら、いざ俺のリンゴチョイスタイムの始まったわけだ。。。
「どれ、まず一つ目は…ダメだぁ全然なってねぇ!」
とりあえず持ってみただけで俺には分かった、"軽すぎる、重みが足んねぇ"
「次はコレ…ダメだ、この重さじゃねえ!こんな安っぽい重さじゃねえ!」
リンゴコーナーでリンゴ達とにらめっこする大学生、その目はリンゴを単なる食べ物としてでなく、後々は自分の血肉となることを想定した上で見ている、戦士の目。
〜〜数秒後〜〜
こ…これだ
明らかに他のソレとは違う重み、色。
同じ100円でこうも違うものか と思わせてくれるほどの完成度を誇るキング・オブ・リンゴ。
もう持っただけで他のとは違ったんだよ、俺の手の掌の細胞とリンゴの皮の細胞が共鳴したんだよ。
あと、一つ言っておくが僕がリンゴを選んだのではないぞ、僕がリンゴに選ばれたのだ。
やったやったと内心は喜んだが、こんなことでは喜んだ風には見せないことが『違いのわかる男』のポイント。
「やっとお前を見つけたぜ…」という様子で、悠々とリンゴコーナーを後にする僕、そしてそんな僕を不思議そうに見てくる老夫婦。
そしていま…
そのリンゴを食べてるわけです。
カシュリ!カシュリ!うーむウマい、リンゴなんて1年ぶりくらいに食べたよ。カシュリ!
カシュリ!
カシュリ!
そうだ、Blogでも更新すっぺ、カシュリ!
カシュリ
カシュ
カ…
……←今ここです。
いやーあれですね
リンゴって2口目までは美味しいけど、ビックリするくらいすぐに飽きるね。(´ω`)
「今日のお昼はリンゴまるまる一個だ、僕ったらすごく幸せ」なんて思ってたけど、いまでは隣に半分ぐらいになって早くも変色し始めたリンゴが転がってますわ。
ラップがあったら保存するんだけど、そんなもの僕の部屋にあるわけないし。
うっぷ…もう限界です。ゴメンナサイ神様、青森のリンゴ農家さん、もうこのリンゴ捨てます。
ゼペット爺さんは、なんのつもりでピノキオにお昼ご飯としてリンゴを渡したんだろうか。彼はリンゴを一個全部食べるという苦しさを知らなかったんでしょうか。なんと愚かな。
あと『違いのわかる男』云々は冗談です、僕がナルシだと誤解しないように!
今からついに水着を購入してまいります。
(めんどくさがりの僕は結局今日まで購入してなかったので、ワハハマイッタカ!)
ついでに5年ぶりに泳いでこよーっと(^ω^)