僕の住んでいるところの近くにある、由○事務所という、いわゆる"役所"に行ってパスポートを作るための書類を手に入れるところから、今日は始まったんだ。



ウィーン




「な…なんと、これはまるで田舎の郵便局ではないか」





"東京"って言ったらどこでも人であふれてるイメージが未だに抜けてないんだな。
でもそりゃそうか、いくら東京都といってもココは八王子市片倉町、平日の昼間の役所が都心のカフェ状態なわけがないよね。
建物内にいる人といったら、女性2人の親子(おばさんとお婆さん)と、遠くのほーで事務作業をしている、ちょっとエラそうなオッサン。
そして今日僕が話しをしなくてはならない明らかに愛想の悪そうな役員。ちょうど今は電話中。




なんか想像してたのと違うな…と怖じ気づきながらも
2月までに何とかパスポートを自力で取らなければならない私は、役員の電話が終わるのを待って、いざ話しかけました。



「あのー。パスポートを作るために必要な書類を取りに来たんですけど」


「おたく住民票どこ?」


「それが東京じゃないんですよ、田舎の方にありま…」


「あ゛〜それじゃダメ、住民票がある地域じゃないと取れないんだよ」


「え、でも学生は特別で取れるって聞いたんですけど」


「は? 誰に聞いたのそんな事」


「知人に聞いたのと、後はネットでも調べました」


「は?ネット? だから無理なんだって、八王子市じゃパスポートは取れないの!立川行ってもらわないと困るんだよね!」


「そりゃ申し込みの時は立川行きますけど、提出の書類はここでも貰えるって聞いたんで…」


「あ、書類? はいこれ。はい次の人〜…」


「……(なんだこの態度は)」





ったくなんなやあの態度、わけわからんし、意味わからんし、死ねやし。
と中学生の様な悪態をつきながら自動ドアをくぐる僕。



こう、もうちょっとね、人に接する態度ってものがあると思うんですよ。
なんで客側の俺が丁寧に接してるのにあのオッサン、人をなんぞの様に、まるでアフリカ人奴隷に烙印を押すスペイン人みたいな態度、産業革命期のイギリスで人権もクソも無い少年をこき使う資本家のような態度で接してくるのかしら。
リンカーン奴隷解放宣言したでしょう、イギリスも工場法を制定したでしょう、そんな現代、ところで貴方はなぜそんな態度をとるんですか。






ずっとメガネの奥から
《ったく…なんでそんな事をこの俺が教えなきゃいけないんだよ》 といった目でジロジロ見てくる。
ちょっと待ってください、あなたは女王アリで私は働きアリですか?違うでしょう。
あなたはハートの女王で私は不思議な国に迷い込んだアリスですか?違うでしょう。







あなた私の血税で食ってるんでしょうが。(といっても消費税以外払ってる意識がないが)
あなた達官は、民のために尽くすのがジョーシキというもんでしょうが。
だから民に官は尽くしてやるべきでしょう、この右も左も分からない18歳にアドバイスをしてあげるくらいじゃないとイケナイでしょうが!









それがなんだ
「だからぁ、ここじゃ無理だから立川に行ってください。はい、はい次の人〜」ってなんだ。










誰がこんなチッコイ事務所でパスポート発行できる気でいるかよ!ネットで必死こいて調べて書類取りに来ただけじゃアホ!
お前なんて…いつまでもチッコイ事務所で埋もれてろやい!










中国ではいまだに官の民への優越意識が強いらしくて。
あの国で役所に行くと、ワイロを送らないと正当な手続きさえしてくれないといいます。21世紀になった現代の話だよ。
きっとあの国のことだから、ドラえもんが登場する時代になってようやくマトモになるんだろうね。



しかしそれほどでもないにしろ、ちょっと不快だったぞ我が国日本の役所。











まぁ書くことはそれだけしかない、ツマラナイ1日です。