僕はこれがルールだと思ってました。
カラオケとは非常に難しいものなんだな、と、ネットを徘徊してみて感じる。
『みんなが知らない曲を歌うとか、あいつマジ空気読んでねぇ』
『歌ってる時に大声で喋るなっつーの、まじウザさがパネエ』
『人が歌っているときに携帯ピコピコしてる奴ってなんなの、意味わかんないんだけど』
『許可もなくサビの部分で割り込んでくる奴は、マジで死んでいいよね』
『連続で何曲も1人で入れてる奴って、一体どういうシナプス構造してんの?』
ちなみに僕は勝手に
『自分の今入れてる曲が終わってから、次の曲を入れる』
というのが暗黙の了解だと思っていました
「そーすれば必然的に皆が平等回数歌えるのではないか」そういうつもりだったんだよね。
だがこの間、初めてのグループでカラオケに行った時に、ふと気がついたんですよ
「あれ…5人なのに中々俺の番が来ないぞ…これはおかしい、不正の匂いがする」
ちょっと気になって、デンモクをちょちょといじって、今入っている予約曲を見たんですよ。
1.A君
2.僕
3.B君
4.C君
5.B君
6.Dさん
7.A君
8.B君&A君
9.C君
10.A君
ちょっと待てと
俺は次の曲歌うのにあと1時間待たなくちゃいけないのかと。
なんで彼らはまだ曲を入れていない人の断りもなしに、ドンドン、しかも連続で曲を入れるんだろうか、奴らは白痴なのだろうか。
自分の曲入れる前に、あらかじめ予約状況みるとか、機会に表示されている予約曲数をチェックするとか、それくらいの心遣いで解決する問題ではないのだろうか。
いや違う、彼らは根本的に違う。
「1曲しか入れてねーってことはそんなに歌いたくないんだよね、じゃあ俺歌いたいからどんどん入れちゃうからヨロシク」
という感覚なのだろうね。
そして彼の周りの友達もきっと彼と同じなんだろうか彼に注意の一つもしない。 というか友達もいっぱい入れてるし…。
少なくとも「また俺曲入れるけどいい?」と一声宣言するべきじゃないのか?ぁあ?
もう入ってるものは仕方がない…と思って、僕は黙って皆のを聞きながら自分の番を待っていたんですど、そんなときに、僕のイライラを頂点にさせる一言をA君が発する
A君「次の曲は…えー、また俺かよ〜 まいっちゃうなぁ」
おいそこのアホ、自分で入れたくせに何言ってんだ!
彼のその発言は、連続で歌うことへの罪悪感の裏返しなのか、それともただ本当に"まいっちゃってる"だけなのか。
まいっちゃってるのは俺だっちゅーのに。
もう我慢ならん!
っちゅーことで、笑いながらやわらかく、あくまで空気を壊さないようにさりげなーく注意してみる俺
僕 「あ!(今気がついたフリ) なんかみんな曲入れすぎじゃない?ワハハ 俺とか次までめちゃくちゃ待たなきゃいけないじゃん。ワハハ」
すると
一同「マジかよ〜じゃあどんどん入れなきゃ〜 早いもん勝ちなんだよ〜」
郷に入っては郷に従え、かくなる上は是非もなし。
ということで僕も吹っ切れてドンドン入れてやりましたね。もう無秩序、中国人がバスを待つ時のような状況だったよ。
きっと彼らの考えは
「順番とかどうこう言わずに、歌いたい人がどんどん気持ち良く入れていったらいいんじゃないか」
そして僕の考えは
「皆が気持ち良く歌うために、自分が他人よりも歌いすぎにならないように、曲数はできるだけ平等に」
この差だったんだろうけどね。べつにどっちが良いとか悪いとかはきっとないんだろうけどね。
でもいろんな考えの人がいるんだなぁ… と感心した体験でしたわ。
この文句は僕がエゴイスティックなだけなんだろうか。
まぁ所詮カラオケでここまで言う必要はないんだろうけども。