あれは宇宙怪獣ベムラーだ。
今日はろくった講義も聞かず、ろくったメモも取らず、かといって何か遊んでいたわけではない。
そして今の今、つまりPM11時まで一心不乱に読み続けた。今日の昼の2時から一心不乱に読み続けたんだ。(つまり授業聞かずに読んでました)
何をかって?
残念、エロ本じゃありません。そんな下品なもの見たこともありませんよまったく。スラムダンクを読んでたんですよ。
なんと僕は今まで、≪日本漫画界の魂≫≪反り返るほどの金字塔≫と呼ばれていたほどの漫画スラムダンクを、恥ずかしながら読んだ事がなかったのです。
そんな僕、授業中にチラッとパソコンで1巻を開いてしまったのが悪かった。
もう止まるわけない、そもそも重要な授業じゃなかったし、僕はそんなに意志の強い男じゃないのである。
もうね
最後の方とか一試合で何巻費やすんだっていうくらい白熱した試合しやがってよ、シュート一本に何ページ費やすんだって言うくらいのさ。そして気がついたらPM11時よ!阪神vs中日戦も見れんかったっちゅーの。
しかもだな…
あ、あれ、なんで目の前がかすんで見えるんだ、
あれ、この頬を伝うショペエ水は一体何なんだよチキショウ、コノヤロウ。
もう日本男児の心はね、アンパンマン→ウルトラマン→ゴジラ→ガメラ→スラムダンクと成長していけば理想の男が出来ると思うのは僕だけだろうか、いや僕だけではあるまい。
アンパンマンで優しさを学び
ウルトラマンで他人のためということを学び
ゴジラで無償の愛、報われない優しさを
ガメラで貫く正義の心と環境問題
そしてスラムダンクで男の友情を学び、本当の男になるのだ。
(途中ちょっと苦しかったか)
もうキリストなんかいらない、もうムハンマドなんかしらない、ガウタマ・シッダールタなんて聞いたこともない。
そう感じた18の夜、もう少し昔に見ておけばよかったですわ。
そしてスラムダンクを読み終わった今、テレビをつけるとウルトラマンがやっていました。なんと言う奇遇、僕は上記の5つの作品の内の2つを一日のうちに自分の血肉にできるというのか…オオ、カミヨ!
「た…大変です!ミサイルが効きません!」
「あれは宇宙怪獣だ、宇宙怪獣ベムラーだ!」
「う…宇宙怪獣!」
……あれ
やっぱ流石にもう盛り上がらねーな。