友達の家から一人、電車でコトンコトン帰っていると
同じ車両の中に、それはそれはもう花のように可愛らしい、まだ幼い女の子がいたんですね。(パパも)


それはもうそれはもう可愛らしくて、外の風景を見ながら何やら嬉しそうにパパに話しかけてるんです
だけどパパはどうやらお疲れのようで、あまり女の子の相手をしてなかったんですよ。



「うわー○○だ! パパ見てー ねぇー ねぇー…」


結局
女の子はパパじゃ構ってくれないと思ったのか、一人でブツブツ何かをつぶやいてました。



・・・・・

ふっと気がついたら、僕とその女の子目が合ってて
こういうところは図々しい僕は、ここは一つ、パパに構ってもらえない女の子を笑わせてあげようと



究極の、人前で見せれる範囲での究極の変顔をカマしてやったんですわ。





そしたら女の子の喜ぶこと喜ぶこと。
俺も、コメディアン冥利に尽きる! の一言よ。



でもそこから大変な事に
女の子が笑いながらパパに俺の存在をチクッたのだ
2人だけの秘密だったはずのに(アホ)



「あのお兄ちゃん凄い面白い顔してくれるよー、見てー見てー、」
と大声で訴え出すのである。


先ほどの満足感はどこへやら、もう俺は心底震えたね。
あまりに大声だったので、僕は恥ずかしくなって車両の奥のほうに逃げ込んで、エビワラーの様な格好をした派手な女性の裏に隠れてました。






最近物騒だからね
不審者に間違われたらヤッカイだもんね。












まぁそれだけの他愛のない日々。